あなたはモバイル端末派?それともホームルーター派?徹底比較!

WiMAXやポケットWiFiのルーター端末と言えば、小型でカバンに入れても邪魔にならないモバイルWiFiルーターを思い浮かべる人が圧倒的に多いと思います!何を隠そう私もその一人でした。わざわざ持ち運びの出来ないホームルーター端末なんてもらってどうするの?と。モバイルルーターにすれば外出先でも自宅でもどちらでも使えるのに、って思ってました。

ところが、たまたまホームルーター端末に実際に触れ、使ってみる機会があってびっくり!特にいま自宅に固定のインターネット回線を引いていて、それを見直したいと考えている方であれば十分検討余地のある商品だということに気づきました。

この記事では私@元家電量販店店員がモバイルルーター端末とホームルーター端末、それぞれの利点や性能の違いを紹介しつつ、おすすめしたいホームルーター製品や、◎◎に困っている方におすすめしたいという観点でホームルーターの魅力をお伝えしたいと思います!!

あなたはどっち派?モバイル端末とホームルーターの違いを比較

皆さんも以前の私のように「モバイル端末に決まってるじゃん!」とお思いですか??ルーター端末をどんな風に使うか?やインターネットの利用シーンによっては意外とホームルーター型の端末の方が向いているってこともあるかも知れません!まずは簡単にモバイルルーター端末とホームルーター端末の特徴を紹介していきます。

モバイルルーター端末の利点や性能の特徴

  • カバンに入る大きさ、軽さで持ち運びができる
  • バッテリーで稼働するため、フル充電なら1日外出先で使ってもほぼ問題ない
  • 同時にルーターへ接続可能な機器台数が比較的少なく、また持ち出せてしまうため複数人での共用は不向き(※)
  • 電波の受信範囲が比較的狭いので、戸建てなど比較的広い家の室内ではルーターを持ち歩く必要があるかも

(※)共用は不向きと書きましたが、実際には10台程度同時に接続できるので2~3人の少人数で利用したり、一時的に大人数で使う分には問題ないと思います。

ホームルーター端末の利点や性能の特徴

  • カバンに入れようと思えば入る(笑)が、さすがに持ち歩くのに適した大きさ・重量ではない
  • 使用には電源・コンセントが必要
  • 同時にルーターへ接続可能な機器台数が多いので、大人数での共用に向いている
  • 電波の送受信範囲が広いため、設置しておけば家の大部分がWiMAXの通信圏内になる(大豪邸の場合は別!)

ほとんど自宅でしかインターネットしないという方や、大人数の家族がいて全員で使いたいという場合はモバイルタイプよりホームルーター端末の方が適している可能性があるのです!

ホームルーターをおすすめしたい利用シーン

ほとんどの人の場合は外出先でも自宅でも使えるモバイルルーターが便利だと思うのですが、下記のような特別なニーズ・利用シーンであればホームルーターの検討もおすすめです!

固定回線の料金を安くしたい、そもそも払っている金額ほど使っていないと感じている方

自宅でフレッツ光やauひかりなどのインターネット接続サービスに加入しているものの料金が高い、あるいは支払っている金額ほど使っていないと感じている方には、固定回線の解約・WiMAXなどのホームルーターの検討がおすすめ。なぜなら、WiMAXのホームルーター端末であれば月額料金3,000円前後の契約で利用できるからです。現在の固定回線の支払料金次第ですが、安くなるという方が多いのではないでしょうか?

また同じ固定回線でもマンションなどの共有回線の場合は、夜になるとインターネットの通信速度がダウンするなど、インターネット接続速度に不満を抱えておられる方もいそうです。そういう方にも安い料金で始められるホームルーター端末はおすすめです。

いわゆる転勤族の方など引越しが頻繁にある方

「ウチは必ず毎年転勤、引越しがある」みたいな方もいらっしゃいますよね?そういう方にもWiMAXなどのホームルーター端末はおすすめなのです。固定回線を引いてしまうと、引越しの際に解約手続きが必要となったり、引越し先の新居でまた新たな契約手続きや開通工事が必要になってしまいますよね?ホームルーター端末ならそういった面倒な手続きが一切不要で、契約しているプロバイダに住所変更の連絡をすれば良い程度。契約は引越し前後でそのまま継続できますし、新居でもホームルーター端末をコンセントにさえ繋げば面倒な再設定も不要ですぐにインターネット利用を始められます!

またWiMAXのホームルーター端末を新規に契約する場合、最短翌日にはルーター端末が届けられて利用を開始できるというのもメリットの1つかもしれません!

小規模オフィスへの導入など、個人というよりも会社利用

こんなケースでの利用も考えられますね。いわゆる法人契約という形です。3~4人くらいのオフィスで、オフィスがWiMAXの圏内であれば、WiMAXのホームルーター端末1台で仕事をできそうです。会社として通信費用の節約になりますし、オフィスの引越しの場合も個人の引越しと同様、インターネット契約の心配をする必要がありません!

では、どのホームルーター端末がおすすめ??

私が実際に使ったことがあるのはWiMAXの「HOME L01s」という端末だけですが、似たようなサービスの商品としてSoftbank社が提供する「ソフトバンク・エアー」やNEXT mobileというポケットWiFi会社の提供するホームルーターなどがありました。それぞれのホームルーター商品の特徴やスペックを比較してみたいと思います。

WiMAXのホームルーター端末「Speed Wi-Fi HOME L01s」

HOME_l01s_image

中でも私が個人的におすすめしたいのは、このWiMAXのホームルーター端末「Speed Wi-Fi HOME L01s」。ホームルーター端末としてのスペックが十分であり、さらにWiMAXの月間通信量無制限のギガ放題プランやその料金が魅力的だからです!

「Speed Wi-Fi HOME L01s」のスペック

外形寸法(mm) 約H180×W93×D93mm
質量 約450g
有線LAN規格 Ethernet 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T
無線LAN規格 IEEE802.11ac/n/a(5GHz帯)、11n/g/b(2.4GHz帯) ※2.4GHz/5GHzは同時利用可能
電源 電源はACアダプタのみ・バッテリー動作非対応
最大同時接続数 計42台(LANポート×2台、Wi-Fi SSID×2×20台)
対応ネットワーク WiMAX 2+
au 4G LTE
※下り最大速度440Mbps
製造元 HUAWEI

WiMAXホームルーター端末の魅力は「月間無制限×安い利用料金」

私がWiMAXのホームルーターをおすすめする理由は、WiMAXには月間通信容量が無制限のギガ放題プランという料金プランがあることです!後で紹介するNEXTmobileの場合は月間のインターネット通信料に上限があるので、それを超えてしまうとインターネットができなくなるという心配があります。WiMAXのギガ放題プランの場合はその心配が無用!なおかつ、契約するWiMAXプロバイダーにもよりますが、月額料金が3,500円くらいで利用できるという比較的安い料金もWiMAXのおすすめポイントです。

またホームルーター端末自体は無料で提供されるので、(契約事務手数料などを除いて)月額利用料金以外に費用が発生しないのもWiMAXの魅力ですね!

Softbankの自宅用WiFi「ソフトバンクエアー(Softbank Air)」

ソフトバンクエアー

ソフトバンクエアー・Airターミナル3端末のスペック

Airターミナル3
サイズ(HxWxD) 約 208x95x95mm
重さ 本体:約550g/アダプタ:約150g
Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac
最大同時接続数 64台
通信方式 4G方式:AXGP(2.5GHz)、TDD-LTE (3.5GHz)
4G LTE方式:FDD-LTE (2.1GHz)
通信速度 下り最大350Mbps

月間データ通信量の制限はないが…

ソフトバンクエアーもWiMAXと同様、月間データ量の制限がなく基本的に無制限でインターネット接続することが可能です!月額料金は4,880円であるものの、最初の24ヶ月間は割引キャンペーンを適用できて月額3,800円となるため、WiMAXと比較しても遜色ありません!

と言いたいところなのですが、ネット上の口コミを確認していて2点気になりました。1つは通信速度やインターネット接続の安定性…。データ量制限は無いものの不定期に速度制限のような遅い状態が発生したり、インターネット接続が途切れがちになることがあるとのこと。もう1つが、ルーター端末が実際には無料ではなく、月額料金に含まれる形での割賦契約(分割払いでの購入)。これは途中解約の場合、未払い分のルーター代金が一括請求される可能性を示しています。ネットの口コミでも解約時にトラブルになるケースがあるようで注意が必要ですね。

NEXTmobile(ネクストモバイル)のホームルーター「HT100LN」

ネクストモバイル
NEXTmobile(ネクストモバイル)はソフトバンクの通信ネットワークを利用するポケットWiFiサービスです!対応エリアが広く、また月間データ通信量20GB~50GBの大容量プランを提供しているのが特徴のサービス。固定回線などからの乗り換えの方でも安心できますね!

ホームルーター端末「HT100LN」のスペック

サイズ(幅×高さ×厚さ) 約130 × 130 × 37mm(突起部除く)
重さ 約200g(ACアダプタ除く)
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
電源 AC100V±10% 50/60Hz
消費電力 最大約6W
通信方式 Softbank 4G LTE
・下り最大150.0Mbps
・上り最大50.0Mbps

大容量でも通信量制限があり、超過すると速度制限がかかる

月間データ量20GBのプランを月額利用料金2,760円で利用することができ、大容量の割には安い料金で人気のポケットWiFiなんですが、やっぱり通信量に制限があるのが気になる方もいらっしゃいそうですよね。データ量の上限を突破してしまうと速度制限が発生してしまうので、WiMAXやソフトバンクエアーなんかと比べるとちょっと見劣りしてしまうかもです。ただ、インターネットで動画を見ることがそんなに無かったり、自宅での通信量がそれほど多くない方にとっては最もコスパの良いホームルーター端末にもなり得ます!

通信量が比較的少ない方にはNEXTmobileがおすすめです。ソフトバンク回線で対応エリアが広いので、地方にお住まいの方なんかにも良いかもしれません!